11月19日、田尻グリーンフィールドにてTown Club Cup九州大会の決勝が行われました。
相手はこの大会3連覇中の西南FC。共に九州のクラブユースを支えてきた戦友と言えるクラブ。
お互いのプライドをかけ、九州NO.1、そして全国大会の切符をかけ、ホイッスルが吹かれました。
ゲームは強風の難しいコンディションの中、前半15分に相手に先制を許します。
苦しい展開の中、中盤でアンカーの石田湊大のボールカットから阿部友誠の見事なロングシュートで同点。
前半を1−1で折り返します。
後半は相手の強力な前線の攻撃を、GK末永匠を中心としたDF陣が最後まで魂の籠った守備で凌ぐ展開。
相手の強靭なCFの9番に対し、1年生CBコンビの甲木太陽と杉山征太郎が見事に対応。
苦手だった中学時代よくやられたロングボールに対しても、上手く対応していました。
この掛かった試合で、リスクを恐れず下で下で繋いで戦う姿は、応援に来た小中学生の目には「カッコイイ」選手に映ったんではないでしょうか。
そしてPK戦も覚悟したアディショナルタイム。
阿部友誠が身体を張って得たゴール正面40mのFK。
蹴るのは杉山征太郎。
無回転で直接ゴールを狙ったボールはゴール手前で失速、しかしそのボールに飛び込んだのが石田湊大。
この日アンカーでゲームをコントロールしていた彼が足を伸ばして触ったボールは、相手GKの逆を取りネットに吸い込まれます。
その瞬間ピッチも客席も大歓喜！
応援に来た小学生達も大興奮！
アディショナル残りの時間、バーを叩かれるピンチはあったものの、何とか逃げ切り終了のホイッスル。
第一回大会に出場して以来の6年ぶり2度目のタウンクラブカップ全国大会出場を勝ち取りました！
この優勝は勿論、選手達の日々のトレーニングの賜物なんですが、今回の優勝は、クラブの仲間達の「応援」が無ければなし得なかったのではないでしょうか。
準決勝の優勝候補ONESOULとのゲーム。
どう贔屓目に見ても相手のゲームでした。
そんな中で選手達に力を与えてくれたのは、スクール、クラブ、ジュニアユースの小中学生の選手、そして保護者の皆様の応援。
コーチングスタッフ、OBOGの応援。
会場の空気をイーグルスファミリーがホームへと変えました。
何気ないプレーへの歓声。ファインプレーへの歓声。それらは彼らの力になったはずです。
決勝も、相手のホームグランドにも関わらず、200人近いサポーターが遠い中足を運んでくださいました。
胸を張って言えます。
素晴らしいクラブ。
素晴らしいファミリー。
だと。
本当に応援ありがとうございました。
そして選手達は忘れてはいけない事があと二つ。
一つは戦った相手チームの事。
何かをかけて真剣に戦ってくれる相手がいるからこそ、そのゲームに価値が出る。
今回戦ったbeetle、ヴェルスパ、ONESOUL、西南、全てのチームがスタッフ、ベンチも一緒に勝利を掴みに来ていました。
点差が開いても決して諦めず喰らい付いてきた相手。
見事な崩しでやられた相手。
身体を張って戦う相手。
全て勝利を掴む為に一生懸命でした。
相手から、サッカーから学ぶ事は沢山あります。
感謝すると共に、また共にサッカーを楽しみましょう。
そしてもう一つは支えてくれた仲間の事。
日々一緒にユースでプレーしている仲間達。
仲間がいるからサッカーが出来る事、色んな練習ができる事、わちゃわちゃ楽しい時間を過ごせる事、忘れてはいけません。試合の裏でも色々なサポートをしてくれました。
高3の選手達。人数も少ない中でユースを選択してくれて、今回は受験勉強と重なりエントリーは出来なかったけど、勝てなくて苦しい時期もチームを支えてくれて感謝しかありません。
早く試験を終えてまた一緒にサッカーしましょう！
華やかな高校サッカー選手権がある中、イーグルスを愛し、ユースを選択して、そしてらしいサッカーで全国を勝ち取った選手達。
選手もサポーターも素晴らしいです。
3年生のいない若い（笑）チームなので、全国では苦戦は必至と思いますが、良い経験を積んで帰ってきてください！
本当に沢山の応援ありがとうございました！
